司法修士生の生活を守れ

法曹界へ行く人たちは、優秀な人ばかりだが、その明晰な頭脳を世のため、人のために捧げる人とそうでない人がいる。

葛飾ピラ弾圧事件で捜査し有罪にでっち上げた検事やいい加減な判決を書いた裁判官などは、その典型だ。一方、その無罪判決を勝ち取るために頑張ってくれた弁護士もその典型でもあると思います。

どちらが世のため人のために頑張っているかというのは、よって立つ立場によって意見が分かれるでしょう。

 しかし、今般、法改正があって、司法修士生の間の生活費は、国から支給されるのではなく、全額自己負担にするという改悪が行なわれようとしています。
 これに抗議するデモがきのう行なわれました。

 法曹界に進むために、法科大学院を卒業しなければ、司法試験が受けられなくなりました。かつては大学在籍中に司法試験にパスして、24才で弁護士に、ということはなくなり、司法試験に合格するまで、返済しなけれはならない奨学金で大変になっています。

 かつてより、より費用がかかる、金持ちでなければ法曹界に進めない、そんなことで正義が守られるのでしょうか。こんな改悪も、社会のひずみを一層ひどくする大問題です。