ゲバラの思い出

ゲバラとはあのチェ・ゲバラキューバ革命に参加した革命家です。


実は大学の同窓会誌が送られてきて、・・・私は卒業していないので会員ではないのですが・・・
妻が同じ大学の卒業生なので送られてくるというわけです。(咲耶会東京支部VOL37)
その最新号に1954年イスパニア(スペイン)語科卒の大先輩にあたますが、寄稿されている記事に目がとまりました。当時、わが国で最大規模のある商社に勤めていた28才の著者は、キューバ革命のニュースを耳にすると、ただちにキューバいりを果たし、もちろん仕事を獲得するためですから当時商工大臣のゲバラに面会を申し込んだというのです。やはり、あの時代の日本人は、スケールが大きいですね。

ちなみに一つのエピソード、ゲバラが訪日した際、歓迎のセレモニーの際、キューバの国旗ではなくドミニカ共和国の国旗を飾ってしまい、キューバからの若い団員が抗議をしていたところ、ゲバラが制し、「私たちの国は、もっと小さな島にあるのです」と、とりなおしたというのです。
いままで見たり、読んだゲバラの伝記や映画にはないシーンです。

ドミニカとキューバの旗をまちがえるのはどうかしてますね。プエルトリコの旗は確かにキューバの旗と似ています。ちょっと長い感じ。

ゲバラと唯一親交のあった日本人かもしれない」とはじまるこの短文は、ゲバラはますます世界で若者の心をとらえ続けているようだ。あの人なつこい表情を私はいつまでも忘れない、と締めくくっています。うらやましい「思い出」です。また、サンタクララに墓参りしたくなりました。