リビア

リビアの指導者、カダフィ大佐が住民の虐殺を指示し、今朝のニュースでは、デモ参加者は「死刑」だと叫んでいる。もう、時間の問題だ。

カダフィ大佐は、アメリカ言いなりの王政を倒してアメリカ言いなりにならない政策を掲げてきたことが国民の支持をつなぎとめていた。いくつかのテロ行為があったと伝えられているが、とても同意できるものではないが・・・。しかし、近年、アメリカ軍によるイラクの攻撃、政権の転覆の後、それまでの路線から親米、親欧に転換をしていったと言います。

それが命取りになったとするなら歴史は皮肉なものです。米軍のイラク侵攻で保身のため路線転換したことが国民の反感を買ったことになるからです。

しかし、普遍的原理である民主主義を否定してきた強権的な独裁体制は長持ちするものではありません。

同時に、リビアは、世界8位の産油国だそうです。キューバカストロ氏は、最新の党機関紙に、NATOの計画はリビアの占領であるとして、油を狙っていると警告しています。
リビア国民の民族自決が最大の課題だと言えそうです。