鳩山氏の外交

鳩山氏がイランからかえってきましたが、マスコミでは大問題になっています。しかし、何が問題なのか。「IAEA(国際原子力機関)は公平ではない」「核拡散防止条約は不公平」と発言したそうですが、同感です。何が間違っているのでしょうか。福島の原発がこわれて大変なのに大飯原発を再稼働させようとしている日本政府にぜひとも科学的知見で調査していただきたいと思います。米国をはじめ五か国の核兵器は認める・・・これも冗談じゃない・・・核兵器は廃絶されるべきであって、こんな不平等条約があるから、開発しようとする国が後をたたないのではないでしょうか。もちろん後から開発した国々を免罪するつもりはありません。問題は、この五か国が真剣に核廃絶に動いていない不道徳さが問題です。

米国は日本の金融機関にたいして、イランからの原油輸入を削減することを条件に制裁措置を見送ったことがニュースになり、これにより我が国の金融機関は胸をなでおろした、政府も同じなのでしょう。

しかし、冷静に考えてみましょう。なぜ、米国に脅かさられなければならないのでしょうか。米国は同盟国????・・・同盟関係ではなく属国扱いではありませんか。それでも、原油の大動脈が止まることはないのだから、政府も財界も「鳩山さんいらん外交はやめてくれ」ということなのでしょう。どこまでも米国いいなりの卑屈、自主性のない態度です。

国会では、自民・公明がこの鳩山氏を参考人招致する方針だそうです。しかし、米国言いなりの姿勢をさらけ出しているだけです。

しかし、当の鳩山さん、言ったことを最後まで貫けるのか、それが問題です。