尖閣列島に関する意見書・葛飾区議会について

先の定例会の最終日、各会派が提案した意見書のうち、日本共産党区議団は、
表題の意見書については反対しました。

 我が国は、千島列島など日本の領土が不当に外国に支配されているという領土問題は確かに存在しており、外交によって正しく解決されるべきです。
 しかし、尖閣列島は我が国の領土であることは明白であり、実態としてわが国の施政下にあり、外国との間に領土問題は、存在していません。

 たしかに、中国と台湾がそれぞれ領有権を主張していますが、あくまでもそういう主張があるにすぎません。
 したがって存在しない問題を国に意見する必要はない・・・ということです。

 都知事が「買う」と報道されていますが、こうした態度表明が外交問題になり、別の軋轢を生じさせています。都知事が、総理の尖閣所有発言を「人気取り」と批判しましたが、その批判は、都知事にもあてはまるのではないでしょうか。