「永遠のゼロ」

百田尚樹氏の「永遠のゼロ」を読み終えました。
秀作だと思います。

しかし、日中戦争のとき重慶爆撃で多くの中国人が亡くなりました。
ピカソが「ゲルニカ」という大作でドイツ軍による無差別の無辜への市民虐殺の愚かさと怒りを示していたころです。

戦後、アメリカ軍とののどかな交流を描いている部分がありますが、アジア、太平洋諸国にどれだけの惨禍をもたらしたか・・・という視点を外してしまうと大変な誤解を生じてしまうのではないか。

命がけであの戦争に反対して、命を落とした日本人もいたこともです。