都内の地震発生後の新たな危険度ランク

東日本大震災後、これまでも、行われていた危険度ランク調査は、発生する震災の条件によって大きく変わることを思い知らされた。

荒川、墨田、足立の千住や葛飾の荒川流域が特に危険度が高いとされた。私の居住する東四つ木三丁目は、区内と最も高い地域とされた。

しかし、一番腑に落ちないのは、東四つ木4丁目だ。京成線の南側の道路が完成し、これまで消防車が通過できないと言われていた道路の拡幅がかなり実現し、木造密集地域の事業が大きく進み、各地から視察にも訪れる人々も多い地域だ。ここが、危険度が上がってしまったからだ。これだけをみたら、「何やってもダメか」といいたくなるような気さえするからだ。

密集し、道路が狭い、下町地域は、液状化の心配もある・・・しかし、東日本大震災では葛飾液状化東金町でおきた。今回、安全とした臨海部でも多大な液状化が起きた。今回の調査は、液状化の危険も大きく加味したものだというが、臨海部がどこも安全なのだ。意図的なものを感じざるを得ない。