脱法ハウスに新基準

国が、規制をかける方向が定まった。

ほんとのウサギ小屋のような窓もない違法な施設をつくり住まわせることに規制をかけなければならない。これはあくどい貧困ビジネスであり、事故があってからでは取り返しがつかないことである。

一方、シェアハウスの規制方法をこれまでの法令であった「寄宿舎」としたことにより、業界から反発の声が出ている。一理あることだが、違法な脱法ハウスで貧困ビジネスを推進していた業者が、「時代の流れに逆らうもの」などというのは理屈に合わない。

むしろ心配なのは、若い世代の中でこの脱法ハウスの存在を「ありがたい」とおもう意見が散見されることだ。これほどまでに貧困化が進行しているという実態を重く受け止めなくてはならない。