あだたら高原学園

今期の区議会でもいろんな質疑がありましたが、私にとってはこの質疑が忘れがたい質疑でした。

葛飾区民ならどなたもご存知でしょうが中学生の体験学習の施設として親しまれていました。この施設の廃止条例が東日本大震災のあとに提出されました。

我が議員団は、現地への視察を行いました。福一事故の影響で確かに、放射線の影響がありました。現状では、体験学習は無理です。しかし、素晴らしい福島の自然を体験することは子どもたちにとって何者にも代え難いものだと思います。しかも、現地では、懸命に放射能の除洗を実施中で、観光協会の方も市民も必死になっていました。

東京では、「絆」とか「頑張れ東北」とかいいながらこんな冷たい仕打ちが許されるのか、と追及しました。思いあまり絶句してしまいました。

このことを、今日の屋内地域演説会で、報告しましたら、あの時と同じく、絶句してしまいました。傷ついている福島県民の苦しみを顧みない区政は許せません。

この施設を維持するわずかな予算がもったいないと思っているのでしょう。400億円の区役所建て替えのほうが大事なのでしょう。