認可保育所

東京都独自の認証保育所という制度があります。石原知事の時代に、認可保育所の建設を抑制し、増え続ける待機時の受け皿として機能してきました。

しかし葛飾区議会の予算委員会の質疑で区内に13ヶ所あの認証保育所のうち12ヶ所が認可保育所への転用を希望していることが明らかにされました。

保育行政の潮目が変わったことを実感します。平成27年度から税と社会保障の一体改革で、認可保育所も幼稚園も認定こども園も施設型給付という補助制度に変わるとされています。しかし、私立幼稚園では、現状の私学助成の制度とどう変わるのかが明らかにされず足踏みしているといいます。制度を変えようという推進側もスピードがついて言っていない感じですね。

でも認証保育所認可保育所に転換することは、国民、保護者の願いであり進められるべきことだと思います。しかし、認証保育所の大部分は株式会社による保育です。葛飾区内にもすでに二箇所の企業による認可保育所が存在しますが、その流れが拡大することも見ておかなければなりません。国の狙いはすべての子育て施設が保護者との個別契約にすることにあります。一見、前進と見える側面も一筋縄ではありません。