八ッ場ダム

機会があって、八ッ場ダム予定地を見学させてもらった。すでに水没地点の移転を済ませている世帯やこれから水没する駅舎や建物、まだ、人も住んで営業しているところもある。水没したあとの道路=橋も出来ていて、その橋脚には、ダムの水がここまで、という印もつけられている。ダム本体の工事はこれからだというが、その間、利根川の水流を通す巨大なトンネルは完成済みだという。

利根川の上流の地勢を利用して作られようとしている巨大なダムだが、下流ではすでにそのダムの必要性はない。

一番の驚きは、その巨大さだった。きっとそのダムや巨大な橋などの維持管理に投入される税金は、多大なものになるに違いない。

確かに調査が始まって工事が始まり、六十年近くが立っている事業だが、やめるなら今しかないと思う。