危機感をあおる無節操

ベトナムと中国の西沙諸島での衝突でテレビは危機感をあおり、「だから沖縄基地が必要、集団的自衛権必要」などと刷り込もうとしている。しかし、志位委員長の談話と解説によれば、1975年以降中国が実効支配している地域であり、当事国は、話し合いで解決しようとしているし、誰もがそれを望んでいる。この先は、憶測だが、米国の動きが伝わらない。当時、米国にとってベトナムは敵国であり、中国の実効支配を認めたというのが自然ではないか。日本政府と意のままに操られているマスコミだけが危機拡大を望んでいると思えてならない。