経済的徴兵制

経済的徴兵制とは、米国で生まれた言葉だそうです。ベトナム戦争への反戦運動が高まり、徴兵制から志願制に変わりました。その後、新自由主義が強まり、学費が高騰し、大学を卒業すると、教育ローンづけになり、米軍に志願すれば返済不要になる、また、そもそも、志願することを契約して、奨学金を受ける。そうして、低所得者がアフガン、イラクの戦場に駆り出されてきました。

先日、自衛隊の志願者がこれまでになく減少したことがニュースになりました。解説者が安保法の審議と少子化の影響か、と言っていました。

返済不要の奨学金制度の実現を日本共産党は求めていますが、自衛隊に入れば免除では、事実上の「経済的徴兵制」になってしまいます。
格差と貧困の克服は、教育制度の改善と不可分の課題です。