葛飾区公共交通整備方針

12月13日、区議会都市基盤整備特別委員会で「葛飾区公共交通整備方針」素案について質疑が行われました。
以前はバス路線がなく不便な地域は「交通不便地域」と定義されていましたが、「評価地域」と言い換えられています。それ自体が「何故か?うーん?」とうなりたくなるところです。

この間、わが区議団は、東京都交通局や京成バス本社へも行って、担当者と懇談してきました。どちらも共通しているのは、運転手不足だということです。それを反映してこの「方針」にも「運転手確保の支援」が盛り込まれました。そのこと自体は認識の発展として歓迎されるべきことだと思います。しかし、何を認識しているのかが問題です。

かつてはバス運転手は、収入が比較的高い位置にありましたが、現在、全業種の平均値の6パーセント以下となる低収入となり、それが「残業の強要、休暇が取れない」長く続かないという悪循環になっています。長距離バスでは重大な死亡事故が多発し、外国人労働者が酷使されていた事件もありました。

安心して働けるように、保育士などともに人件費補助こそ一つの解決策ではないのかと思います。同時に、「使い捨て労働」の規制が求められています。