チリ地震のその後

知人がチリ地震の後、略奪行為が横行している映像をテレビで放映されているのをみて心配だと言っていました。当然のことだと思います。

しかし、これを垂れ流しているのは、米国の巨大メディアCNNです。これが、テレビでもネットでも日本語に訳され垂れ流されている、悲しいことです。



現地の状況は、チリが略奪行為で混乱しているのではありません。今も余震に多くの人々がおびえ、生存者の救出のために懸命な努力が続いているということです。そして、国連事務総長もチリを訪れ、支援を明らかにし、また、南米各国をはじめ世界が支援をしようとしています。



CNNは、事実を伝えたというかもしれません。しかし、日本のマスコミは、それをもとに意図的に中南米は、混乱の途上国という誤解をあたえる有害な情報を垂れ流しています。

かつて、米国のバックヤードとよばれ、米国の意に背いた政権は、あらゆる手段でつぶされてきました。しかし、中南米に、アメリカの言いなりにならない自主的な政権が多数をしめるにまで変化してきました。介入のスキを狙っているのでしょうか。



私は、「サンチャゴに雨が降る」も「ビクトル・ハラ」も決して忘れません。