NYへ

 5月2日のNY国際行動デーに参加するため、4月30日からNYへ行きました。
 核廃絶にむけての歴史的瞬間だと思う。たしかにあした、あさって実現することではないが、この通過点は、重要な節目になるだろうと思うし、そうであらねばならない。

 国際行動デーのことは、しんごニュースのページで報告します。

 現地へ行ってみなければわからないことがたくさんあります。
 ひとつは、摩天楼の連なるマンハッタンの中部から南側ではなく、北部、いわゆるアッパーイーストやハーレムについてのことです。

 NYのふつうの人たちが普通に暮らしている住宅地であり、とくにイーストハーレムは低所得者層が多く、アメリカの格差社会を見る思いでした。
 しかし、ガイドブックでは、治安が悪く独り歩きは危ない・・・私はそうは思いませんでした。たしかに高級住宅街と比べると貧しい人々が多いかもしれませんが、危ない目には会いませんでした。人なつこく話し合える雰囲気で実際にそうでした。
 この地域では、英語よりスペイン語のほうが圧倒的に使われている地域で、私にとっては英語よりスペイン語のほうがかえってコミュニケーションが取りやすいので好都合です。

 子どものときからインディアンの攻撃から白人が正義の戦いに挑む、こうした、ドラマばかり見せられました。
 なぜか、強盗や犯罪者としてヒスパニックが描かれることもしばしばです。

 こうした描き方がいかに偏っているか。

 しかし、バッテリー公園の近くにあるアメリカ・インディヘナ博物館は、先住民族に光をあてた博物館で目を見張るものがありました。メトロポリタン博物館もすごいけど
歴史を考える視点としてはある意味でそれ以上感動的でもありました。

 アメリカ人は、核兵器について無関心なのではという一方的な思い込みも、間違ったものだったと思いました。反核パレードに、たくさんのNYerが、あたたかかったからで、元気をもらった気がします。