NY 雑感

マンハッタンは、摩天楼が空につきささる人工の島だ。
しかし、東京に似ているなとも思った。

次々に、再開発が行なわれている。古い5〜6階のビルが取り壊された後、超高層の建物に変わるそうである。

ヨーロッパなどでは、古い500年、600年前の建物が、現在でも整然と優雅に遺されている。

マンハッタンでは、そうではないらしい。しかし、すでに、100年、200年以上前の建物が現役で使われ、人々が暮らしている。しかし、私には、そうした街並みのほうが、かえって落ち着く。

成長のない経済社会の日本では、再開発は巨額の税金投入がなければ成り立たないし、後始末も税金投入しかなくなる悪循環になっている。

葛飾区でも街づくりの将来が改めて問われている。区は、立石も金町も再開発にしがみついているからだ。