地球儀

小学生のとき学校の工作だと思うが、プラスチックの球体に帯状の紙をはりつけて、地球儀を作った記憶がある。その地球儀で、どこに外国があるかを想像をたくましくしていた。

宝島などを読んで、本気で船乗りになりたいと思い、高校卒業後、商船大学や海洋学部に進学することも考えた。ところが、色盲であることがわかり、理系の進学を断念し、文化系に進路を変更した。現在は、色盲の排除は不当な差別だとして是正されている。しかし、いまでも地下鉄路線図がよくわからず、ピンク色のマーカーは印があることがよくわからない。

話はそれたが、当時は尖閣諸島のことなど、全然知らなかった。古い地球儀にもあったかなかったかの記憶もない。

今日、区議会文教委員会があり、来年から使用される教科書についての報告があった。報道によれば韓国と領有が問題となっている竹島と中国ともめている尖閣諸島が記述されたそうである。これが愛国心教育であるというのなら危険だと思う。

委員会終了後、中国人船長が釈放と知った。

問題の解決にはならないが、今後も、同様のことがおきる可能性がある。しかし、このことで中国脅威論をあおり、沖縄に基地が必要だという世論操作は、許されない。