北京市豊台区からのお客さま

10月13日、葛飾区と友好都市関係にある中国北京市豊台区人民政府副区長のJi Yanさんを団長とする訪問団が訪日し、その足で葛飾区にお越しになられました。※アルファベット表記にしたのは、名字がワープロで出てこない漢字でしたので、四声ぬきのピンイン表記です。

尖閣諸島の問題で関係悪化が直前までどうなることかと思っていましたが、さまざまな意見がありましたが、草の根の交流が大事ではないか、二十年以上続けてきた友情をこの問題のみで壊していいのかという議論もされ、豊台区側も先月末に訪日するという判断をされ実現したものです。受け入れる葛飾区側の議会で大局的に訪日を歓迎しようという結論を導いたことは、賢明な判断だと確信しています。

三年前、北京を旅行した時、初めて豊台区に行き、盧溝橋や噂の博物館も見学しました。地下鉄で北京西駅まで行き、タクシーで行きました。
何よりも忘れられないのは、予定より出費があり人民元がなくなり、両替しようとしたら日曜日で銀行も閉まっていて困り果てていた時、ある女性が自分の口座からお金を引き出し両替してくれたことです。お礼を渡そうとしたら、「要りません。当然のことをしたまでですから。良い旅を」といってくれました。

隣人と親しく、信頼しあうほうが住みやすい、これは、自分の家だけではなく国家間でも同じことが言えると思います。