Viva! Chile!

チリのサンホセにある銅山で70日間の地下での生活から、33名の労働者が、奇跡的に生還した。
世界中が、この瞬間を望んでいたと思う。

ひどいニュースが多い今日この頃、希望のもてるいいニュースだと思う。

戦争や紛争地では人の死が、何十人、何百人と数字で無機質に伝えられるが、このニュースは、一人ひとりの命が家族や仲間とつながったかけがいのないものであり、その救出のためには、あらゆる努力を惜しまないヒューマニズムにあふれている。

一方、なぜこんな事故が発生したのか、原因究明が、必要だ。今も毎日、鉱山内で働く人々がたくさんいる。鉱山は危険なことは分かっているが、仕方ないでは済まされない。利益を上げるために、人の命が後回しにされてはたまらない。二度とこんな事故を起こしてはならない。一人ひとりの命が尊重される職場でなくてはならないと思う。
鉱山内の職場だけではない。人間の働くすべての職場の環境も共通している。