クリスマスの勉強

クリスマスの静かな夜。スペインの街角で覆面をした男たちが「外人は出ていけ」と壁にペンキで落書きした。

しかし、市場に出回っているものは、外国からきたものばかり。ジーンズはアメリカ、コーヒーはコロンビアやブラジル、茶はインド、石油はベネズエラやアラブ、宝石は、南アフリカなどなど
ガスも外国から・・・・、すると、ガスのコンロが消えてしまった。焼いているターキーも焼いているピザもだめになってしまった。

というストーリーの寓話ですが、月に数回通うスペイン語の物語の宿題でした。民族差別はやめよう、現代社会は世界がつながって成り立っている、クリスマスこそ、その平和のいみをかみしめるべき、というような話です。

私は、民族差別を許してはならないと思います。

同時に、現代社会は世界とつながっているのだから、関税を撤廃すべき・・・「平成の開国」と叫び、農業を保護しているから他の産業が犠牲になっているなどという議論は通用しません。
1月20日東京新聞の夕刊一面の内橋克人氏のコラムがさえています。「平成の開国」などと叫んでいる本質を見抜かなければなりません。食料を自前で賄えないこの先の将来はどうなってしまうのか。

国を開くという言葉の下心とは、大企業の目先の利益です。