ニュージーランド地震

さきほどのニュースで145名の死亡を確認、いまだに安否の分からない不明者200名をこえ、そのうち28人が日本人だということだ。ご家族、知人の心中を思うと、本当につらいことだ。

一人の命の重みにこれだけ心中が張り裂けることだというのに・・・。

現地の映像で古い家屋が倒れている。レンガ造りもあれば、木造も。
イギリス人が支配を始めたのは、百五十年ほど前のことでクライストチャーチの街がイギリス式につくられた。イギリスは地震が少ない土地柄なのだろう。
耐震性のない建物が壊れるのは自明のことだ。

地震が起こりやすいことは分かっていたのだろうが、対策が遅れていたのだろう。

対岸の火事ではない。区役所の建替え問題でこのことが問題になっているからだ。
葛飾区には、震度六で倒壊の危険のある昭和56年以前の耐震基準で建設された建物が三万棟以上あるからだ。これに耐震性をもたせたり、建替えをすすめるのが行政の役割だ。
ところが、これより区長と区役所の幹部は区役所が優先だと考えているからたちが悪い。
震度七でも区役所はダメージをうけても倒壊はしない。圧死を防ぐことが第一であり、この地震の教訓でもないのか。