リビア・その二
先月23日に書いたプログで、リビアのカダフィ大佐も時間の問題だろう・・・と書いたが、見通しを誤ってしまいました。
しかし、その時、キューバのカストロ氏の意見も付して、NATOがリビアの石油を狙っているという記事も紹介したうえで、リビアの将来を決めるのは、リビア人であることを強調しました。
しかし、事態は最悪になってしまいました。多国籍軍が、リビアに対する空爆を始めたからです。
カダフィ大佐の自国民に対する暴力は絶対に容認できないことですが、カダフィ大佐が、外国の侵略から国民を守るという構図がおのずと出来上がってしまうのです。
アフリカ連合もアラブ諸国も多国籍軍の空爆は、絶対許されないものだとの批判をさらに強めるでしょう。それは、事態の平和的解決を遅らせ、暴力の連鎖にしかなりません。