情勢は緊迫

かん内閣不信任が提案されました。
震災から、これだけ深刻になっているので、こんな場合じゃないだろうという意見は当然です。

わが党は、提案された場合、賛成するという立場から、棄権するという表明をしました。

私は現実的な対応だと思います。政治は、時の状況でたちばをかえることを要するからです。

不信任案に賛成する人たちに問いたい。地方選挙も延期しているのに、それは、どこにだれが住んでいるかもわからない深刻な状態なのに、選挙できるのか。

よく考えていただきたい。
そもそも、共産党は、全国の地方選挙の延期を提案しました。しかし、他党はそれを認めませんでした。個人的には、選挙が延期されれば、もっと被災地にたくさんの援助ができたと思います。

その猶予をゆるさず、この事態は、はっきりいって醜い。

かん内閣を擁護するつもりはありません。
しかし、いま、日本国民が注ぐべエネルギーは別のところ、率直に言って、原発の収拾など別のところにあるのではないでしょうか。かん内閣を引きずり降ろそうとしている勢力は、原発積極推進勢力ですから。