放射能

昨日、文教委員会で現実に進行中の放射能問題について質問しました。

全容は、区議会事務局のホームページでのアップを待たなければなりません。
でも、区が実施した、放射線量の計測で、年間被曝量の1ミリシーベルトを超えている地点が多数ある事実についてどう、対処するのかという問題に突き当たります。

葛飾区のホームページをご覧ください。

区の観測では、地上1メートルの年間被曝量が1ミリシーベルトを超える、0.19マイクロシーベルトを超える地点が多数です。だからこそ、公共の保育所、幼稚園、学校、公園など、子どもたちの生活の場の放射線量の削減に全力を挙げるべきです。

ところが、この基準が、区としては、国が福島県にそれ以下になるように求めている(それでも最高20ミリシーベルト/年)基準であって、本区の基準は存在しないと言い張るのです。

そして、心配していいる区民は多数いるのですが、「国に対して、被曝量がどの数字が安全なのか、区長会を通じて国に求めている」といって逃げています。

しかし、現在、この数字を超えているのだから、対策を行うべきと要求するのですが、上記の理由でやらないと遠まわしに答弁します。土壌の入れ替えで、現実に、保育園の園庭で除染した場合、効果があるではないかと追及しても、逃げるばかりでした。

ブールの安全性について、「調べもしないで、安全だといいはり通常通り行うのは不適切ではないか」という問いにも、基準がないという逃げの一手です。

こうした姿勢が、区民の批判を拡大するものだとの批判にも、逃げるばかりでした。

プールに入ることを恐れている児童生徒に、絶対不利益な評定をしてはならないということについては、教育委員会から「ない」と言質はとりました。

学校給食の産地表示についても、要求しました。保護者が求めている産地表示は、多くのレストラン等で常識です。学校内の給食サンプルに表示することを求めましたが、保護者からの質問には、応えるという答弁にとどまりました。

総じて、自主的な取り組みの乏しさが、区民の信頼を損なっていることを、自治体として自覚すべきです。
放射能との戦いは、予断を許しません。これをなくすためには、原発核兵器そのものを廃絶することが必要です。