世界陸上 IN大邱

初日の27日、土曜日は、女子マラソンでした。結果は、ケニアの三人が、金銀銅を独占という、圧倒的な強さを見せました。このレースで、一番印象に残ったのは、ケニア勢の三人が独走態勢の最後のほうの水を補給するところで、一人のケニア選手が転倒した時、他の二人のケニア選手も立ち止まり、なにか声をかけている様子でした。

どの選手が先輩なのか、よくわかりませんが、勝負がかかったレース中とはいえ、なかまをいたわる気持ちが見て取れました。もしも、転んだ選手をしり目に全速力で突っ走って行ってしまったら・・・
かえって、後味がよくなかったと思いました。

世界最速といわれたジャマイカのボルト選手は、フライングで失格となりました。
順風にみえても一寸先は闇ともよく言われますが、おもいがけない落とし穴があることも事実です。

新聞をみていてたら北陸で、グループで海水浴にきた若者が、砂浜に落とし穴をつくり、その落とし穴に落ちた若い夫婦が亡くなったという、痛ましい事故の記事を読みました。こちらはとりかえしのつかない悲劇です。

まだまだ、世界陸上は続きます。一流アスリートの鍛え上げられたその体は、芸術品のように美しさを放っています。目が離せないというほど自由な時間はないのですが、ひとつの楽しみです。