沖縄防衛局長の暴言の後防衛相の対応

説明の必要はないでしょう。沖縄県民ではない私でも、よく理解できます。あのいまわしい事件もふくめて、沖縄県民の多くが普天間辺野古の米軍基地も許せないという一点で腹をくくっているということを。

民主党政権もマスコミも、また官僚も「辺野古移転がだめなら、普天間は現状のままとなる」という県民への「脅かし」とそれ以外の選択肢はないという「呪縛」から発想の転換ができないということです。米国が勝手な世界戦略を持つことは米国の自由ですが、日本がそれに従わなければならないという道理はありません。辺野古普天間もだめなら、その他の選択肢は米国自身が考えるべきことであり、我が国の代表がきちんとそのことを伝えるべきです。

これも説明するまでもなく、普天間基地は、県民の居住地に「土足」で勝手にブルドーザーで壊し、泣き泣き懇願する住民を無視してつくられた人為的な基地です。戦後、66年が経過しているのになぜ米国のものなのか。素直に返せと言えないのか・・・。

あたりまえの立場に立てないのは、米国の圧力であることは間違いありません。だから、「これで本当の独立国なのか」と私は想うのですけど、これは、諸外国も米国自身も感じていることに違いありません。

ここまできたのですから防衛大臣は潔くやめるべきですが、それですむことではありません。