ステキな金縛り

先週の土曜日、娘からプレゼントされた映画を見てきました。

自分から見たいとおもっていく映画は、期待ワクワクでいくのですが、そうではなく、たまたまもらった映画鑑賞券で見た映画やたまたま見た映画は、想像以上に面白いと心に残るものです。

最近では「築地魚河岸三代目」もいただいた鑑賞券で感動しました。築地には動かせない歴史と伝統があるという強いメッセージを感じたからです。古い話では、大学祭でみたハリウッド映画「スティング」もそうでした。あの最期の「どんでん返し」は、率直に「お見事」です。

こんどの「ステキな金縛り」もそうでした。三谷幸喜氏の最新作です。殺人罪に問われた被告が、犯行時刻に旅館で金縛りにあっていたという被告の証言を立証するため、幽霊の証言を証拠採用させるために主人公の女性弁護士が困難を乗り越え、無罪を立証する・・・というストーリーですが、たしかに笑えます。一番よかったのは、無実の被告が冤罪とならなかったところです。

 しかし、監督が言いたいことは何だったのか。
冤罪は幽霊も許さないという司法に対するメッセージだったのか。私は、そう思いたい。


亀有アリオでの上映は終わってしまいました。鑑賞したい方は、有楽町や錦糸町では、まだ、上映中です。とにかく涙が出るほど、ほろりとしながら笑えます。