毎年恒例の京都・清水寺の住職がその年を象徴する漢字をきめるのですが、ことしは「絆」になったことがニュースになっています。

大震災後、世界観が変わるほどのショックや深刻な被災状況、原発事故のなか、あらためて人は一人では生きていけない、社会的存在なのだとの気持ちが広がり「絆」が大切だと多くの人々が実感したのだと思います。

社会が「自己責任」というイデオロギーで呪文をかけ、よくならないのは自分に責任がある・・・と思わされるが、そうではない。「絆」は他人を思いやる大切なことです。

アラブの春、NYから「私たちは99%」が発信されました。絆は大切な人間関係、仲間のシンボルだと思います。そうならば「連帯」し「運動」することが必要だと思います。

今年は、新たなタイプの「脱原発デモ」も各地で盛り上がりました。
悪いことばかりではない一年をしめくくりたい。