東京湾観音


初めて千葉県君津市にあるこの観音様を訪れ、最上階の20階まで階段を上りました。昨年、大島へ行ったときには、すでに今回の党区後援会のバス旅行でここにくることが決まってましたから東海汽船の復路で眺めていました。

前にも東京湾を船にのったり、保田の小学校に行ったときなど「あのでかいのなんやろ」と思うだけで、気にもとめていませんでした。
なんでも君津出身の宇佐美さんという方が私財で建てた56メートルの観音様だそうです。

奇しくもイタリアの地中海で大型客船が座礁し、死者もでるなど大惨事となったことがニュースになりました。「まるでタイタニック」といわれていますが、事実が明らかになるにつれ、とんでもない人災であることが次々に明らかになっています。

私は船に乗るのが大好きです。真剣に職業として船に乗る仕事をしたいと思うこともありました。地中海で沈没した巨大な船・コスタ・コンコルディアは、11万トンもの船です。戦艦大和は7万トン、タイタニックは4万6千トン、いかにでかい船なのか・・・乗客とクルーを合わせると5000人以上、14階建のビルになった街が移動しているようなものです。もう沈んでしまいましたから、このクルーズの消滅したのですが、このクルーズ船は、スタンダードの客室ならば7泊8日で全食事・アクティビティつきで定価5〜6万円でした。(燃料サージ、税、チップはその他に2〜3万円)ですから、庶民に縁のない世界の話ではない。欧米では、普通の人々の娯楽であり、おびただしいクルーズ船が地中海、バルト海アメリカ大陸、アジアにも就航しています。でも、日本のクルーズ船は高すぎます。でも、長距離フェリーは、いいものです。安く移動できますから。

こんなことを想いながら、東京湾観音の最上階から東京湾を眺めると、大小の船舶がアリの行列のごとく行き交います。自分にかかわる願いとともに、船舶の安全も祈った次第です。