教育実習

次女が教育実習として、都内の特別支援学校の高等部へ二日間行ってきました。いま、教育実習のありかたもずいぶん変わったようです。介護施設や幼稚園への実習をおこない、教員免許が取れるとのことです。

私自身、小中学校の時、教育実習にきた「きれいなおねえさん」がいたことをおぼろげに覚えています。どんな方かは、すっかり忘れてしまいましたが・・・。

学校教育は、「人間を育てる」という失敗の許されない大切なこと、10年、20年かけてそのあり方を検証し、改革していくもの・・・内田樹先生が述べていました。日の丸・君が代に従わない教員を三年でクビにするという大阪の教育条例に抗議する講演で。

次女は、特別支援学校で年もたいしてかわらない生徒から、生まれて初めて「先生」と呼ばれたことをはにかんで私にいいました。地味なコートがないのでと妻のコートをはおっていったのですが、そのポケットには、亀のキーホルダーがありました。「どうしたの?」ときくと特別支援学校の生徒から手渡されたものだとききました。感謝の手紙も見せてもらいました。短い時間で十分、不十分と議論があるのでしょうが、これまでにない体験をしてきたことは間違いありません。教育は○×という単純なものではないことも。