マイケル・サンデル 究極の選択

先日、夜テレビでふと見入ってしまいました。

マイケル・サンデル氏とは、米国ハーバード大学の先生だそうです。

「世の中にはお金で買えないものがある」。私たちはこれまでそう考えてきた。しかし、今やお金さえ出せば、ほとんどすべてのものが手に入る時代を迎えている。たとえば、インド人女性による妊娠代行サービス。7千ドル払えば、子宮を貸してくれ、依頼人夫婦の子供を産んでくれる。毎年数百組の夫婦が先進国からインドを訪れている。

日本人女優が、それで子どもを授かることができるのであれば、いいのではと答えました。
これに対し、米国人の女性が、売春婦と似ている、と指摘し、よくないことだといいました。

その後も、議論が続きます。

お金という価値観が、これまで不可侵だった領域にまで次第に入り込んでいる。私たちは、どこかで市場主義の立ち入り禁止の一線を設けるべきなのだろうか。
と問いかけているのだが、私には、マイケル氏が、市場万能主義に対する鋭い告発だと思っています。

今日区議会本会議で、保育所の株式会社化を区長に問いました。区長は、開き直きなおりましたが、市場原理を自治体運営に持ち込む新自由主義の反映であり、これとのたたかいはこれからも続きます。