大気汚染

 中国の大気汚染が心配です。新興国の大都市は、インドのニューデリー、エジプトのカイロなどの同様の問題をかかえ解決のために努力しています。同時にわが国も通ってきた道でもあります。

 私は、東京大気汚染訴訟の原告団を支援してきました。国と都が自動車メーカーの排ガスとぜんそく患者等の症状の因果関係を認めたうえで、現在、都の医療制度に結実しました。

 当時、区議会でもPM2.5の独自測定をわが党は求めましたが、後ろ向きで実施しませんでした。しかし、中国から風に乗ってくるかもしれないと報道されると「独自に年四回実施する」 と発表しました。測定することは誠に結構なことであります。しかし、明確に大企業が製造した自動車の排ガスに含まれるPM2.5の測定に背を向けたのは、自動車メーカー大企業にはモノがいえなかったからなのでしょうか。

 現在もぜんそくに苦しむ患者は、東京の大気汚染・自動車排ガスが原因で治療が必要な方々です。医療制度は絶対に守らなくてはなりません。