大学の学費と奨学金

 「学費の負担軽減、無償化の流れを東京から」という党都議団の議会報告の冊子が出来上がりました。葛飾区の和泉なおみ都議の本会議討論も抜粋ですが、載っているパンフレットです。
 
 多くの先進国が大学学費が無料であり、返済の必要のない奨学金があり、お金の心配をせずに学んでいます。何と、我が国だけが両方ない。悲しくなる表です。

 目を引いたのは大学初年度納付金の推移です。いわゆる入学金と一年分の学費です。
私たちは国立で26万円、私立で70万円の時代でしたが、現在、国立でも82万円、私立では130万円かかります。これだけ負担できない親がいて当然ですが、問題は奨学金です。日本の奨学金は全額返済しなければなりません。しかし、教育費がこんなに激変しているのに支給額が問題だと思います。学生支援機構・旧育英会は金額を選択できるのですが、葛飾区の奨学金制度は、月額国立で18000円、私立で30000円です。

この金額は、私が30年以上前に受けていた奨学金と金額が変わっていません。このことのほうが私にとっては驚きでした。返済しなくてもよい奨学金はもちろん必要ですが、増額もしなくてはなりません。