国連軍縮・国際安全保障委員会決議

11月2日、国連軍縮・国際安全保障委員会で三つの決議が賛成多数で可決された。
翌日のニュースでは、日本が提案した「各国の指導者や若者らによる被爆地への訪問」が賛成多数で可決されたことが報じられた。

一方で、オーストリアなど43ケ国が提案した「核兵器の禁止と廃絶のための人道の誓い」決議と南アフリカなどが提案した「核兵器のない世界への道徳的な責務」決議に被爆国である我が国は、棄権に回ったことは詳しく報道されていない。

国連日本代表部は「わが国の核軍縮のアプローチと整合性が取れないと判断した」などとのたまっているが、整合性がないのは日本代表部ではないのか。

国会の安保法案の質疑では、防衛大臣が、「自衛隊核兵器の輸送もありうる」と答弁したが、整合性とはいったいなんなのか。