痛ましい誤訳

TBSのサンデーモーニングで米国の関係回復を話題にしていましたが、フェアではないと思いました。

キューバと米国が国交を断絶したのは、100パーセント米国に非があるのであって、しかも、国家元首の暗殺計画さえ実行しようとしていたのが米国であって米国が謝罪するのが当然で、キューバはそれを容認してあげるのがスジです。そして、世界でも数少ない、永久租借しているグァンタナモ基地をキューバに返還するのも筋です。

一番腹に立ったのは、カストロ氏が革命後、「祖国か死か、我々は勝利する」という有名な演説をテロップで「社会主義か死か」と意図的な誤訳を流したことす。スペイン語話者が少ないことを悪用しています。

カストロゲバラら革命軍は、当初、社会主義革命を目指していたのではなく国民開放の革命軍であり国民を味方につけて勝利した統一宣戦の勝利だったからです。だからこそ、「祖国か死か」がキューバ国民の合言葉だったのです。
選挙前は、強引な誘導、報道が行われるものなのですね。








中村 伸吾