豊洲の盛り土なし

日本共産党都議団の調査で豊洲市場の建物の下には盛り土がなく、空洞になっていることが明らかになった。豊洲移転が決定し、土壌汚染の実態も明らかになり、盛り土の上に建物を建てることが確認されたのに、その後、技術者会議が盛り土をしない工法に変更してしまった。

共産党都議団の調査でコンクリートを打設してあるのは鮮魚棟で青果棟では砕石のままだと報じられ、しかもねどちら汚染水と思われる地下水が発見された。青果棟の「水」の調査結果は、明日にでも明らかになるそうだ。

これらの重大問題は、小池都政のリーダーシップによるものではない。長年、日本共産党都議団が積み重ねてきた調査の結果、明らかになった事実が問題になっているということだ。盛り土してあるはずの地下が空洞だという共産党の記者会見の翌日、まれな土曜日の小池知事の記者会見がそのことを物語っている。

右往左往しているのは、豊洲移転を進めてきた勢力と小池知事の取り巻きも同じなのだろう。