高麗博物館

先月、高麗博物館へ行ってきました。
博物館とはいえ総武線の大久保にあるビルの一室にあるところです。

特設展示は、韓国・朝鮮人被爆者の実相とその後の運動の展示でした。
広島にも長崎にも軍需工場が置かれどちらの都市もたくさんの韓国・朝鮮人が働き暮らしていました。その数は、瞬時に亡くなった方、被爆して生きながらえた方々の五人に一人の割合だそうです。

国籍がないことから日本人被爆者が受けられている制度の外に置かれてきた厳しい現実が続いています。しかし、とりわけ長崎では、敗戦近くなって多くの韓国・朝鮮人が半ば騙されて日本に連れてこられたという証言が多く、実際に急増していた資料も展示されています。

日本人としてこの事実を重く受け止めなければならないと思います。核廃絶に抵抗する国々は世論に追い詰められていると思います。