IRA、英国との和平

高村薫さんの「リビエラを撃て」という小説を読んでいる最中なのですが、IRAアイルランド共和軍がなぜテロ攻撃を続けているのかという背景にイギリス警察、警視庁と「リビエラ」なる人物間の諜報合戦です。

イギリスから貧しいがゆえに差別され搾取され続けるアイルランド、強力な諜報機関と武力も伴う強固な支配であるがゆえに武装闘争以外に対抗策がないとIRAのかつどうの原動力に、聞きたくない話だが、明治初期の官僚が朝鮮支配のためにイギリスへアイルランド支配のために視察したとも。

ところが、いま、アイルランドの経済発展は目覚ましく、一人当たりのGDPはイギリスをはるかに上回っています。その原動力は、IT産業だといわれています。イギリスとの和平が成立しているのは、こうした経済力にも関係があるといわれています。
しかし、この経済成長が本物であってほしい。過去の歴史に逆戻りしてほしくないからです。日本の歴史も同じです。