鉄道に異議あり

JR北海道が経営難から、各地のローカル線を廃止する計画を明らかにした。北海道へ旅行するときに利用しようとしていたローカル線もその対象になっている。

国鉄民営化のとき、「守る」とされたローカル線は、次々に、第三セクター化、廃線の憂き目にあっている。

一方、JR東日本が、TRAIN SUITE 四季島という豪華列車を五月から走らせる。総工費50億円をかけ、2泊3日の乗車で全食事つき50万円から100万円だそうだ。庶民の乗り物ではないようだ。また、JR東海がトンネルだらけのリニア中央新幹線をつくるといい国は、多額の補助をつけようとしている。

鉄道は誰のためのものかが、いま問われていると思う。少なくとも、現状は、国鉄民営化の失敗は明らかではないだろうか。