関東大震災朝鮮人犠牲者の冒涜を許すな

自民党の日野市選出の某都議会議員が、「関東大震災での朝鮮人虐殺はでっち上げだ」と都議会の本会議で質問したという。

南京大虐殺はなかった」という珍論をなぞるような思考方式で結論付けたまことにばかばかしい質問だが、ばかばかしいでは片づけられない、重大な大問題である。

この手合いが、ヘイトスピーチとつながり、先の大戦は聖戦であり、現憲法は「押しつけ」だという歴史認識につながっている。

歴史の逆流は世界のどこにでもあるが、それとのたたかいが重要なのではないかと思う。どういう歴史観をもとうと、それは自由だ。しかし、権力でそれを押し付けると戦前の日本に戻ってしまう。

9月1日の関東大震災の94周年朝鮮人犠牲者追悼式典で今年も祈りたい。