健康で文化的な最低限度の生活

生活保護を必要とする人々とそれに係る公務員を描いたテレビドラマでした。柏木ハルコという漫画家によるストーリーが原作だといいます。現代の貧困問題を扱う湯浅誠氏や雨宮処凛さんの著作などで社会問題を書くきっかけになったそうです。

ドラマでは、金町浄水場や江戸川の土手、常磐線のガードがロケで使われていました。東京都東区の生活課なのですが、現実は、葛飾区東生活課のようです。この番組には、「全国生活扶助研究会」の方々もかかわっており、決して後ろ向きではないはずのものです。

しかし、断片的に生活保護を悪用する人々、場面も描かれ、原作者の意図と逆に映っていないかと心配してしまいます。しかし、主人公のケースワーカーの女性の仕事ぶり、熱意は伝わるものがあります。SNS上では、漫画の原作のほうがよい、という意見もあるようです。