きな臭い不祥事の隠ぺい

八月に大阪富田林市署から逃走した犯人が先月ついに山口で御用となった。これは、開いた口がふさがらない、警察の不祥事以外の何物でもない。ところがマスコミは警察の不祥事を追及するのではなく、逃げた犯人の逃走に光をあてて面白おかしく報道している。沖縄の県知事選が戦われ、そのたたかい・結果よりもはるかに報道時間が長い。先の通常国会の会期末にも松山刑務所からの逃走犯のニュースばかりで大事なニュースが後回しにされた。かつて警察は、赤色を名乗る「テロ集団」をあえて泳がし、日本共産党と繋がりがあるかのように描き、反共攻撃の材料にしてきた。これら最近の逃走犯事案は、「今日的泳がせ政策」なのか。