沈まぬ太陽

昨日、テレビで映画「沈まぬ太陽」を見ました。映画の中で「アカ」という言葉が二回出てきます。
「アカの子を嫁にはできない」、「アカの報告が信じられるのか」でした。
主人公は「アカ」=共産党という意味です。あえて、こう書くのは、私自身も妻もアカが共産党であることを知らずに民青に加盟し、その後入党したからです。

主人公は、信念を曲げない、それがためにひどい差別をうける、会社は不当な犯罪的行為までおよんで組合つぶしや一部幹部が特権的な利益を追求し、安全対策を怠り、ついにはジャンボ機墜落事故に。

原作者、映画監督が問いかけているのは、この安全対策に終わりはないという警告だと私は感じました。

ところが、昨年年末に、日航は55歳以上のパイロット含めて約160名を解雇しました。先日のプログでこのえち146名が、不当解雇として提訴したことを書きました。
わが党志位委員長が、米国のハドソン川緊急着陸をして、死亡者をださなかった事故の機長が57歳であったこと、専門家がベテランのパイロットの熟練の技が時としてその判断が求められることを指摘しました。

日航は同じ誤りを繰り返そうとしている、歴史的教訓を今一度見直すべきだと思います。