三度目の石巻

共産党葛飾地区委員会の第四次ボランティア派遣として8月4〜6日に石巻へ行きました。
たしかに変わっています。
小さいながら、漁港には、魚を陸揚げするテントがたてられています。がれきも片づけが進んでいますが、海岸線に積み上げられて移動したのでしょう。しかし、国政でもがれき撤去の予算が問題になっていますが、その積み上げられ方が異常に高くなっているのです。

全壊の家屋がそのままになっているところもあります。家族がみんななくなってしまったのだろうか、その気力もなくしてしまっているのだろうか、わかりません。現実に、五ヶ月経っても手がつけられていない現実があるという事実があるのです。

がれきが片づけらているというのも、目の前にあるのは、木片やごみがなくなっているということであって、家の土台や、コンクリートやブロック塀が破壊されたものは、残っています。かえって無機質な感じで、寒々しさを感じるほどです。


女川駅はエレベータだけが残っています。今も、不通です。

お寺の墓の泥かき作業をしました。お盆前ですから。前ですけどお参りに来られる方もあります。

本堂にも津波が押し寄せたそうですが、ご覧の通り幸い本堂はのこったのですけど、本堂の前にあるお墓が津波にのまれました。
墓石が散乱し、骨壺も壊れ、骨が散乱しています。なるべく骨と思われるものや骨壺は一か所に集めます。

墓石は、重くて動きません。ボランティアの手作業では無理です。最終的には、重機で行うようです。

近所には、まったく手つかずのお墓もあり、悲惨です。
そこに比べると、一日作業して、どこが変わったのだろうかと思うのですけれども、住職さんは、ボランティアのおかげで日に日に復旧していると感謝のお言葉をいただきました。たしかに手つかずのところとは全然違います。

まだまだやるべきことはたくさんあります。そのためには次回もそのあともできる限り力になりたいと思いました。