中秋の名月

今年の中秋の名月は、9月12日でした。
その晩、妻に「きれいな満月だ」といわれて、一瞥しましたが、たしかに、天気がよく月がよくみえました。団子を用意するわけでもなく、味気ない中秋の名月だと思いました。

子どものころは、団子を食べたのを覚えています。考えてみれば、中秋の名月だといって子どもに団子を食べさせたこともない・・・そう思うと、古来の伝統を軽んじている生活に反省したくもなります。この伝統行事は、古来からの農業に由来しています。

私たちのご先祖様は、縄文時代の後期から農業にいそしみ、生活してきました。その農業が時代とともに下降線をたどり、いまや自給率は、カロリーベースで40パーセントを切る状態です。台風12号の被害は、林業、農業の衰退で治山治水機能の低下が指摘されています。地球温暖化が考えられない降雨の原因だという学者もいます。

TPP推進など、これ以上農業を衰退に追い込む政策の転換が必要だと思います。