内田樹の研究室

先の大阪市長選挙で「平松さんの支援集会ではなしたこと」というブログはかなり長文でしたが、一気に読ませていただきました。

興味のある方は、題目と「平松さんの支援集会ではなしたこと」とを入力して検索すると出てくると思います。

教育を商品として扱ってきた日本社会の行く末を案じていますが、同感です。
しかし、人が人としての成長をしていくことは、可能だと思いますし、そういう働きかけがあって変わっていけるものだとも思わなければ、私たちの活動は成り立ちません。

二年前の巨大な民主党への期待は、一年ですっかり変わってしまいました。

今の閉塞感を変えてほしいという期待は、だれもがもっていることだと思いますが、子どもたちを市民社会の市民として育てる「教育」は、ツルの一声で変わるほど安直なものではありません。一言ではまとめることのできない、奥の深いものです。果てしない可能性のある子どもたちを育てるのが「教育」なのですから。

政治介入が戦争に突っ走り、最近では、東京でも養護学校への性教育への乱暴な政治介入が断罪されました。その原理・原則を守ることもたたかいになっています。