沖縄復帰40周年

子どものとき米国に占領されていた沖縄が、47番目の沖縄県として復帰することがニュースになっていたのをおぼろげながら覚えています。しかし、このときから解決されるべき問題がたなざらしにされ、民主党政権になってからも日米間の「密約」問題もうやむやにされ、普天間基地の返還も道筋がたたないという混乱におちいっています。

沖縄の米軍基地がないと日本が成り立たないという「思考停止」状態から抜け出さなければならない時です。国民の意識の変化も顕著です。NHK世論調査で「これからの安全保障」という問いに、アジア諸国との外交が67%、中国への対応でも80%が外交的対応との回答だったことを志位委員長が全国革新懇総会の記念講演で紹介していました。

マスコミと右翼が北朝鮮問題、中国脅威論を振りかざしていますが、世論は冷静なのだなと思いました。

それならば、沖縄を基地の島にしておく必要がどこにあるのか。40年たっても基本的に変わらない現実、しかし、当の沖縄の世論は、大きく変わったようです。同じく志位委員長の講演の中で、沖縄県では、安保条約を廃棄し、日米平和条約をという回答が7割を超えているそうです。

変わっていないのは、米国言いなりの「思考停止状態」の政府、外務省、防衛省などのようです。