法的安定性の回復を

葛飾区議会でも18歳選挙権の実施にあたって選挙管理委員会に質問した与党議員がいたが、答弁で大真面目に「有権者ではない高校生が選挙中政治的なツイートにリツイートするのは違法行為、こういうことのないように啓発が必要・・・」というような珍答弁をしていた、いや、公務員としてはそう答えざるを得ないのだろう。

そしたらなにかい。小学生たちが選挙カーに無邪気に手を振る、ときには赤ちゃんだって手をふるのまで取り締まるつもりかい。といいたくなる。できるわけがないのだ。

我が国の公選法は「べからず選挙」ともよばれ、制限があまりにも多く、また違反の適用もときの情勢でどのようにも解釈されはっきり言って法的安定性が疑わしい。

戦争法が強行採決された。この法が成立したことで、決定的に我が国の法的安定性が崩れてしまう。成立した以上、その先は、民意に従って廃止するしかない。日本共産党がすでにそのための選挙協力を呼びかけた意義は大きいと思う。