北朝鮮の核開発は許されない

北朝鮮は、一月の核実験に続いて2月7日に、弾道ミサイルと事実上、同じ技術を行使するといわれている「人工衛星ロケット」と打ち上げを行った。葛飾区議会としても対応策が検討されている。

世界から非難と抗議の声が上がっているが、国連決議違反の重大な行為であり当然許すことのできない暴挙だといわなければならない。北朝鮮がこうした技術を確実にあげているということは東アジアの安全保障に重大な障害となってくることは間違いない。菅官房長官は、この対抗策として弾道ミサイルを撃ち落とす兵器の拡充を記者会見で明らかにしたが、こうした対応も的外れで、東アジアの緊張をさらに高めるだけの独善策だといわなければならない。

北朝鮮を発射したロケットが10分後には沖縄沖に15分後にはフィリピン・ルソン島東部を通り抜けた。通常の旅客機15〜16倍の速さということになる。

北朝鮮を故郷にもつ広島、長崎の被爆者も少なくない。原爆祈念公園には「過ちはくりかえしませぬから」と刻まれているが、この言葉の重みを改めて想う。